※注意※ この記事には「うみねこのなく頃に」のネタバレが含まれています
「うみねこのなく頃に」あらすじ
1986年10月4日、大富豪の右代宮家が領有する伊豆諸島の六軒島が舞台。
一度の親族会議のために親族が集まり、再会を楽しむかに見えるが、待ち受けていたのは「当主死亡後の財産分割問題」。
魔女ベアトリーチェから授かったとされる10トンの金塊を巡り、当主の長男が横領疑惑に巻き込まれ、家族は争いに明け暮れる。島は台風によって隔絶され、「密室」となり、魔法陣が描かれた殺人現場で次々と犠牲者が出る。
繰り返される連続殺人事件の真相を解き明かすことはできるか。
最近、自分の中で推理ゲーム・アニメがブームが1年ほど続いてます。
今回は止まないミステリーブームの衝動から、「うみねこのなく頃に」をアニメ版で一気見しました。(本当はゲーム版でプレイしたかったが、フルプライスの重量に懐が耐えられなかった。)
前情報などは特に仕入れていませんでしたが、あの名作「ひぐらしのなく頃に」と作者同じだし、なんなら
名前めっちゃ似てるし、これは間違いなく期待できる!と思って見始めました。
さて、以下感想になります。
え?????
全26話、延べ10時間を超える視聴の結果、何もわかりませんでした。
これは比喩ではなく、本当に何もわかりませんでした。
作中ではたくさんの密室事件が発生するのですが、その半分は主人公によって人による殺害の可能性が提示されるのみで、残りは放置されて終わります。
推理自体は全て視聴者に丸投げで、答えは示されません。
ベアトリーチェの目的は何なのか。
なぜ主人公が頑なに魔法を否定するのか。
事件の真犯人はいったい誰だったのか。
仮に魔法が原因でないとしたら、煉獄姉妹や山羊の化け物はいったいなんだったのか。
これら以外にもアニメを見ただけではわからない不可解な点がたくさんありました。
なぜこれほどまでに中途半端な作品なのか。それは、なんとこの作品には解答編(続編)が存在するからでした。
ただし、アニメ版に解答編(続編)は存在しません(!?)
1期(自分が見たアニメ)の不人気により2期は作られなかったらしいです。
なんてこった。
謎は全て宙に浮いたまま、終わってしまいました。
虐殺シーンを何度も見せたくせに、広げた風呂敷はアニメ本編では何も畳まれずに終わります。胸糞悪いどころじゃないです。最悪です。
こんな消化不良なの嫌だよ;;
ということで、釈然としないので、泣く泣くゲーム版を購入して解答編をプレイしたいと思います。
解答編をプレイでき次第、また記事にまとめられたらいいなぁ…
最後に、自分がアニメ26話分を見たキャラクターの印象を載せておきます。
右代宮家登場人物

本作の主人公。魔女と対決してある程度推理してくれるが、あくまでも人が殺人できる可能性を提示するのみで、その他の推理は全て視聴者に放り投げる無能。
魔女。最終話で戦人との推理対決で負け、死亡する。かと思いきや、魂だけ飛び出してきて意味深なことだけ言って消える。本作の密室事件を魔法による死であり、魔女の存在を認めさせようとするが、その動機は不明。
右代宮家の当主。最終話にて、右代宮金蔵は事件発生前から既に死んでいることが戦人の推理により示されたが、真偽は不明。

右代宮蔵臼の娘。東方Projectの魔理沙に影響を受けすぎて語尾に「だぜ」をつける運命を辿る悲しい女。第6話の文化祭バンドにて魔理沙のコスプレをする。
右代宮家の長男。弟たちに性格のせいで嫌われてる。不動産会社を経営してるらしい。だいたい最初に死ぬのでかわいそう。
蔵臼の妻。右代宮朱志香の母。EP1では最後まで子供たちを守る素晴らしい活躍をしたが、それ以後のストーリーでは即死を繰り返すため、出番少なめ。
右代宮秀吉の息子。人当たりが良く、右代宮家の人間にも好かれており、どのエピソードでも割と長く生き残る重要人物。使用人の紗音と相思相愛の関係でもある。富竹ジロウに似てるがたぶん関係ない。
右代宮家長女。右代宮秀吉の妻。嫁をいじめる姑みたいな性格。EP3ではエヴァ・ベアトリーチェに魔女化して右代宮家を虐殺するが、戦人とベアトリーチェに密室事件を看破されて敗北する。EP4では唯一の生き残りとして、右代宮縁寿と対立する。たぶんこの作品の中でも重要人物だと思う。
右代宮家の良心。たぶん悪い人じゃないけど、だいたい最初に死ぬ。悪い人じゃないと思うけど、死ぬ。
主人公の戦人の父。戦人と仲が悪いらしい。何か怪しい商売をしてるとか。この人も最初に死ぬことが多いが、EP3ではベアトリーチェが召喚した煉獄姉妹との戦いでまさかの勝利を遂げる。しかし、シエスタ姉妹兵とかいう煉獄姉妹じゃない御伽ドキドキファンタジー未来生物によって殺される。(EP4も同様)
右代宮留弗夫の後妻。縁寿の実母で戦人の義母、だと思われてたが、EP4にて戦人の実母であることが発覚した。戦人のチェス盤思考はこの人の受け売り。EP1・EP2では最初に死んだが、EP3では煉獄姉妹に圧勝し、EP4では山羊の化け物を撃退した。かっこいいね。
右代宮楼座の一人娘。オカルトに傾倒しており、それ故に学校でいじめられているらしい。物語序盤では9歳らしく活発で、楼座からDVを受けると9歳らしくうーうー泣き喚く。魔女が降臨すると性格が一変し、意味深な発言で場をかき乱すモンスターになる。個人的に一番嫌い。
右代宮家の次女。夫が蒸発し、一人で真里亞を育てている。自分は真里亞を愛していると信じ込んで守ろうとしているが、真里亞がうーうーいうたびに手を出している。EP2では覚醒し、山羊の化け物相手に10トンの金塊を振り回して無双する(???)。
戦人の妹。事件当日は病気により欠席し、無事事件から生き延びた。事件後の世界では、唯一の生存者絵羽の死亡をきっかけに事件の真相を探す旅に出る。事件後の世界では金蔵の大金の継承者となったため、ことあるごとに金をばら撒く。この作品の裏主人公だと思う。
誰?
右代宮家の使用人。EP2では主人公になる。右代宮譲治とは相思相愛。やたら胸を主張してくるのであまり好きじゃない。
右代宮家の使用人2。無愛想。朱志香と仲良し。紗音とたぶん兄妹。だいたいどのエピソードでもわけのわからないビームサーベルを振り回して戦う右代宮家の主戦力。
右代宮家の使用人の中でも古参。金蔵に信頼されている。高齢のように見えるが、結構つよい。個人的に好き。
右代宮家の使用人。鯖に関する一発芸が得意。
右代宮家の使用人の中で最も新参。一流の調理人。作品全体を通して空気。空気が薄すぎて、逆にこいつが真犯人なのでは???と思っている。
金蔵の古くからの友人。医者枠として活躍する。nimoca.vercel.appの叔父と瓜二つ。
フレデリカ・ベルンカステル。「ひぐらしのなく頃に」の古手梨花と名前や見た目があまりにも近似しすぎている。もうこいつが古手梨花でいいだろ。
ラムダデルタ。「ひぐらしのなく頃に」の高野三四に見た目が近似している。だが、クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!みたいな服装をしているおかげでさすがに高野三四とは区別できている。ベルンカステルと百合展開を繰り広げる。
誰?かわいい。